2024年12月14日(土) 12月活動日

12月活動日 2024年12月14日(土)

―テーマ
いすみの森の書庫を訪ねて

いすみに新しい施設ができます。森の書庫という、別荘地の小さな私設図書館です。個人的なものか、地域の方が使えるのかもわかっていないので、お披露目会に参加しましょう。建築家の高池葉子さんが手がけられた建築作品で、今年の有名な建築作品展であるSDレビューにも、計画案が選出されていました。

そして、いすみラーニングセンターがお役にたてそうなので、そちらに、これまで訪問したいすみの素敵な移住者の方々もお誘いして、ヒトやコトのつながりを微力ながらつくりたいと思います。

わたしは本が好きなのですが、図書館で過ごすのも好きです。地域の図書館から、建築家が計画した国内外の斬新な図書館建築、また国会図書館のような大きな図書館、またいすみには星空の小さな図書館もありますね。何十か所をこえる図書館を見てきました。

本に囲まれた空間は、なんか落ち着く…。当日も、そんな期待をもっておじゃましたいと思います。

―今月のプランナー
高橋 寿太郎さん(創造系不動産 代表・神奈川大学建築学部 教授)

建築と不動産のあいだを追究して、はや15年くらい。その延長線上に、いすみ地域で活動してきました。仕事に直接関係することはほとんどないのですが、「日本の未来はどうなるんだろう?」「空き家がたくさん増えるという課題のリアルってどんなもの?」「若いみんなの地方に寄せる興味関心ってどんなものだろう?」「第2のローカルホームってつくれるのかな?」「地方ビジネスってつくれるんだろうか?」「いまローカル先駆者たちの考えていることも知れるかな?」などの好奇心が、自分も突き動かしているのかもしれません。

―今月のゲスト
高池 葉子さん(建築家)

株式会社高池葉子建築設計事務所主宰。伊東豊雄建築設計事務所で7年間修行した後、2015年に独立。約40年前、両親がいすみ市(旧大原町)に山荘を購入し、幼い頃によく遊びに訪れていた。筍掘りは今でも欠かさず参加。2011年の東日本大震災の後、「みんなの家」の建築に携わる。その過程で、人と人の結びつきが強く残っている地域の力と、その力を発揮する建築のあり方に目覚める。現在は能登の被災地で、廃校の活用や集落の再建に奔走中。