わたしたちの種まきラーニングセンターも今年で4年目。4年目となった2月からはプランナーさんが企画する活動日が始まり、先月で4回目となりました。この取組み面白いな、と自画自賛です。その一方で、私自身プランナーを担当したときには、企画がなかなか思いつかなかったり、プランナーさんに伴走する際には、本当に興味や関心を掘り起こせているのか、悩む場面もありました。そこで今回は、「活動日づくり」の一歩手前にある自分の「興味」を掘り起こすことからはじめてみたいと思います。これまできになっていたこと、好きなことのひとつひとつを
わたしたちの種まきラーニングセンターも今年で4年目。4年目となった2月からはプランナーさんが企画する活動日が始まり、先月で4回目となりました。この取組み面白いな、と自画自賛です。その一方で、私自身プランナーを担当したときには、企画がなかなか思いつかなかったり、プランナーさんに伴走する際には、本当に興味や関心を掘り起こせているのか、悩む場面もありました。そこで今回は、「活動日づくり」の一歩手前にある自分の「興味」を掘り起こすことからはじめてみたいと思います。これまできになっていたこと、好きなことのひとつひとつを
― テーマ
あなたの知らない漁師町大原へ
民族学では、研究対象とする集団を調査するため、現地に赴き彼らの生活に入り込んで観察や聞き取りを行います。想像するに、文化や慣習、言語の異なる人たちの話は、始めのうちは半分も理解できないんじゃないだろうかと思います。
今回はそんな回になりそうです。訪問先にと紹介された大原漁港のベテラン漁師、山口さんにご挨拶に行ったら、お年寄りといってもそこまででもなく、方言は濃いけれど聞き取れないほどでもないのに、言っていることが半分も分からないのです。5月の活動日はどうなってしまうんだろう?と始めは困惑しました。でもよく考えてみたら、その”分からなさ”がその集落のリアルなのではないでしょうか?
これまでの訪問先は移住者の方がほとんどだったため、いすみについて外からの目線、つまり私たちと比較的近い目線からお話をお伺いしてきました。今回は違います。内から大原の深部に迫ります。”港の家”を構えたけれど、知ってるようで知らない大原。大原を通して海と暮らす生活や文化について学ぶ「おおはら学」の第一弾は、漁師の山口さんから大原漁港の漁のこと、はだか祭のことをお聞きしたいと思います。
― 今月のプランナー
田中 正洋さん
20代の後半、漁師をしていた時期があります。そのせいか、漁船を見ると、この船は仕事しやすそうだなとか、丁寧に手入れされているなとか、観察してしまいます。大原漁港に並ぶ船がどんな漁をしているのか聞きたくて漁師の方の訪問を希望しました。そして、事前ヒアリングにお伺いした結果は先に書かれた通りです。今月は、フィールドワークの調査員になったつもりでご参加下さい。
午前は「おおはら学」の船出として、大原についてみなさんが知っていること、経験したことを持ち寄りシェアするワークショップを行います。持ち寄るのは、地理、歴史、伝統、文化、グルメ、ゴシップ、大原についてなら何でもよいです。活動日まで、大原について少し振り返っておいて下さい。当日に向けて考案中の携行用地図ノート「まち歩き野帳」を使って、自分目線の大原を記録してもらいます
この建物、大原タクシー跡を初めて意識したのは今から1年半前の2021年10月。いラセンで行った「天井落とし and お掃除ワークショップ」です。
最初の印象は「最早、空き家でなはく廃墟」でしたが、みんなで宇宙服のような防塵服で作業を進めていく中で、突如、天井裏から現れた美しい梁や柱。そして夕暮れの雨上がりにピンク色に染まった空、窓から流れてくる風の心地良さにハッとさせられました。どこか懐かしくも、外界から切り離された異空間のようで、この空間に限りない可能性を感じました。その中でも、最後まで気になっていたのが、手付かずにあった1階の二畳程の小部屋。粗野で荒れ果てたこの空間から、いきなり「茶室」というイメージが湧いてきました。
僕自身、お茶の経験は全くありませんが、なぜか「茶室から作ってみる」という行為にとても魅力を感じました。今回、皆さんと今一度、現場を見学し、その後、ここの2階でお茶をいただきながら、対話したり手を動かしながらイメージを膨らませ、今後の実行プランを企画していくワークショップを行いたいと思います。是非、ご参加ください!
―テーマ
田舎のポテンシャル
―今月のプランナー
わかなさん
「田舎」が好きになったきっかけは、なんとなく自然がある場所に惹かれる、アウトドアな遊びがしたいという理由でした。しかし大学生の頃に地域やコミュニティという分野を学ぶ中でコロナが起き、先が見えない不安が生まれ、遠くで生み出されたもの(食やエネルギー)をお金だけに依存しながら消費する生活スタイルに疑問を感じるようになりました。それから「田舎」は私にとって必要不可欠な存在になりました。
そんな私の興味分野から今回は「田舎のポテンシャル」をテーマに、午前はいすみに移住しCSA(地域支援型農業)を行うサミーさんにお話を伺い、午後は、個人研究である「田舎遊び」の中で生まれた、ゆるキャラ「いなあそ」を使ったいすみ散歩ワークショップを行います!
今の時代だからこそ、「田舎」というフィールドは、変化に対応できるライフスタイルを生み出し、創造性を持って人生を楽しめる場所としてのポテンシャルを秘めているのではないでしょうか?
田舎から都会へライフスタイルが変わった人も、田舎を知らない人も、新たな田舎のポテンシャルを「いすみラーニングセンター」から見つけ出しましょう!
―テーマ
いすみの入口
皆さんがいすみを知ったきっかけは何でしたか?また、初めていらっしゃったときにお会いした方、訪ねた場所はどこでしたか?おひとり、おひとり答えは異なるかもしれません。そんな皆さんの「いすみの入口」がどこにあるのか、それが私の研究テーマです。今回ゲストにお招きしたのは、いすみの入口のひとつである「コワーキングコミュニティhinode」店長の行武 亜沙美さんです。行武さんがどのようにしてhinodeのコミュニティをつくり、いすみの入口となったのか、その経緯をお伺いしたいと思います。私たち、ラーニングセンターのコミュニティと比べてみるのも面白そうですね。午後は、会場となるhinodeの改修のいきさつや皆さんの「いすみの入口」についてお話しする時間を設けています。また、「持ち寄りいすみクイズ!」では、いすみを訪れる中で関心を持ったこと、おもしろいと感じたことをクイズで出題してもらいます。ほかの地域にはない伝統や習慣、隠れた名店、遊び、豆知識などで構いません。クイズを通じて、皆さんの興味のあることやいすみの情報を共有しましょう。
2023年1月28日(土)
10:45@いすみ鉄道国吉駅
10:45 集合
歩いて移動
11:00 ゲスト訪問@国吉神社
12:00 みんなで御祈祷
12:30 車で移動
12:45 昼食@コモジーハウス
季節のお弁当
ペチャクチャいすみ
本のお返し会
15:45 片づけ
16:00 終了
自分の活動、作品、アイディア、旅の思い出、いすみで見つけたことなど、
あなたの関心事を20枚(以内)の画像×20秒/1枚で、おしえてください。
12月のブックプレゼント交換であたった本を持ち主へお返ししましょう。
交換会に参加された方は、本や交換会の感想を聞かせてください。
12月のブックプレゼント交換のお返し本。
2022年12月17日(土)
10:20@JR大原駅
10:20 集合@JR大原駅
10:30 ゲスト訪問@北土舎
11:30 民泊見学 @ナナクニヤマMINKA
12:10 移動
12:30 昼食 @コモジーハウス
13:30 ペチャクチャいすみ
14:30 ブックプレゼント交換
15:45 片づけ
16:00 移動
決まり次第、お知らせいたします。
https://www.airbnb.jp/rooms/51232249…
自分の活動、作品、アイディア、旅の思い出、いすみで見つけたことなど、
あなたの関心事を20枚(以内)の画像×20秒/1枚で、おしえてください。
期限:12/15(木)中まで
宛先:金瀬メッセンジャー、もしくはkanase.ne@gmail.com
(※当日投影用のスライドにします。)
〇自宅で
1 自分の本棚から、いらセンメンバーなら気に入ってもらえそうな本を選ぶ
2 ラッピングする
3 会に持ってくる
1 交換する
2 開ける
3 プレゼント主から本について3分推薦スピーチ
4 持ち帰る
読む、または、読まないまでも内容をつかむ
1 借りた本を持ってくる
2 お返ししながら3分感想スピーチ
プレゼント本。自分の本棚から、いらセンメンバーなら気に入ってもらえそうな本を一冊選び、ラッピングして持ち寄りください。
日時:11/19(土)@いすみ
住所:いすみ市大原7806-12
1- ペチャクチャいすみ@出口商店
自分の活動、作品、アイディア、旅の思い出、いすみで見つけたことなど。
空き家のケアから考える、
今までとこれから@旧大原タクシー
日時:10/15(土)@いすみ
午前:訪問企画:地域に暮らすスモールビジネスの先輩を訪ねる
自給自足の生活を営む「R工房」の佐野さんご夫妻
https://www.facebook.com/Rkoubou
②自由時間
▽お帰りの参考時間
17:19 大原駅発 特急わかしお
18:28 大原駅発 特急わかしお
日時:9/17(土)@市原 10:00-17:00
9月の活動日は市原市の西国吉へ。
アテンドしてくださるのは、建築設計事務所のkurosawa kawara-ten・黒澤さん。
「建築が地域に多様性を生み出し、代謝を促す。豊かな生活が魅力を作り、人々を集めて留める。」そんな建築を作り出せる場所を目指すkurosawa kawara-tenと、関わる人を巡ります。
●見学
1.キタグチハウス(所員寮)
北口さんから譲り受けた築40年程度の木造在来住宅を所員寮にしたもの。吉野台団地内にあります。
2.ミヤザキハウス(社宅)
宮崎さんから譲り受けた築100年以上の農家の古民家。夫婦で移住してきた所員の
3.Oikaze
地域おこし協力隊でサイクルツーリズムに取り組む白石さんが開宅舎の空家に入居してはじめたサイクリストのためのカフェ。
4.開宅舎オフィス
市原市南部の空家を再度使えるようにする合同会社開宅舎の事務所。
●余談
いすみラーニングセンター最初の拠点地として使わせて頂いたJR大原駅近くの『出口商店』(明治44年築)。この酒蔵改修プロジェクトを手掛けられたことでも知られる、kurosawa kawara-tenさんです。
http://kurosawakawaraten.com/works/deguchishoten/