大人の自由研究発表―漁業編

最近お魚を食べたのはいつですか？日本は島国なので海の資源に恵まれているといわれますが、最近は魚を食べる機会がめっきり減っているように感じます。まちの魚屋さんも見かけなくなりました。魚が生活から遠ざかっているのは事実なのかもしれません。そのせいなのか、いすみ市に住み始めて直ぐは「漁業」と言われても、荒波と漁師さんぐらいしか思い浮かぶものがありませんでした。しかし１年も過ごすと、思い浮かぶもの、知っていることが徐々に増えてきました。知らない世界が見えてくるのは、とても面白い体験でした。これが、「大人の自由研究」ですね。
今回は島国に住んでいても「実は漁業について全く知らない」という私自身の気づきから、漁港部の研究発表として「漁業ツアー」を企画しました。このツアーでは、漁業の現場を見学し、朝の港で何か起きているのか、体感していただきます。そして、現役漁師さんにお話を伺い、生活から遠ざかっている「魚」や「漁業」を少しでも身近にすることが目的です。大人が一年かけて行った自由研究です。まだまだ研究は半ばですが、この一年の成果を中間発表として皆さんにご報告させてください。