2024年6月15日(土) 6月活動日
― テーマ
覗いてみよう いすみの未来
人が何かを学ぼうとする時、その人はこれから学ぶ何かをまだ手にしていません。そのため、その学びの中身や内訳もまだ分かっていません。その学びが自分をどこに連れて行ってくれるかは、自分にも他人にも分からない。学びとは予測不能な行為です。
では、人を学びに向かわせるものとは何でしょう?それは野性的直感です。何だか楽しそうに感じたり、自分に必要そうに思えたり、先行して学んでいる人達に魅力を感じたり。根拠も保証も無いけれど、自分を明るい未来に連れて行ってくれる予感がする。学びとは、未来に向かって開かれた、未来の可能性そのものです。
いラセンはその名の通り、学びの場です。毎月、視点や方法を変え多様な学びを企画しています。そこで、今月の活動日は「未来」を梃子(てこ)にして学びを得たいと思います。この5年間、移住者を中心にいすみの方々を沢山訪問させてもらいました。移住の経緯、暮らしやビジネス等、それまでの話、つまり過去の話をお聞きしてきました。今月は視線を180°変えて、未来の話を聞いたり語り合ったりしてみたいと思います。
午前は、コロナ禍に移住し酪農を始め、それを大きく育てていこうとクラファン真っ最中の小松さん夫妻が思い描く未来のお話をお聞きします。午後は、関東学院大学の立山先生が開催する、いすみ鉄道の未来について語り合うワークショップに参加します。それらで触れられるのは、いすみの未来のほんの一部です。しかしながら、そこでの未来の手触りが皆さんの新たな学びを起動してくれるかもしれません。
― 今月のゲスト
小松 豪さん (こまつ ごう)
(株)小松設計、うたうファーム代表。今年50歳。建築設計一筋の25年、子育て、コロナ禍を経て「人の生活が風景をつくる」ことに改めて気づき、農業林業に興味を持ち、そこから一気に考えがジャンプ!2020年放牧酪農家になろうと決意。2021年家族4人で世田谷からいすみ市に移住し、設計業の傍ら高秀牧場で研修を始めアパートの庭先でジャージー牛を飼い始める。2022年から3haの耕作放棄地を牛と共に開拓し、2024年ヨーグルト専門店を開店予定。