2月活動日 2025年2月15日(土)
― テーマ
スキルローカライズ入門
ある国や地域でヒットした製品やサービスもそのままだと、他の国や地域ではヒットしないことがあります。そのため、その場所の文化や慣習、法律に合わせて製品やサービスを改良することがあります。これを「ローカライズ」と言います。
いラセンのメンバーは仕事も趣味もばらばらで、それぞれ何かしらのスキルを持っています。そのスキルをいすみで役立てる場面を想像してみて下さい。そのままでも良いかもしれませんが、いすみ仕様にローカライズした方が良い結果が生まれそうな気がしませんか?
いすみに6年も通っていると、多くの方々にお世話になってきました。これからは、チャンスがあれば、メンバーのスキルを活かして少しずつ恩返しをしていきたいと思っています。
午前は来たるその日のため、各自のスキルのローカライズについて考えてみましょう。それらを、計画中のクラウドファンディングで、いすみの支援者の方々への返礼品にできないかとも考えています。
午後は荘司和樹さんを訪ねます。荘司さんは、東京での建築士としてのスキルをローカライズし、いすみで多岐に渡り活躍されています。ご自身のスキルをどのように改良してユニークなビジネスや活動を作っているか、お話をお聞きしたいと思います。
― ゲスト
荘司 和樹さん
千葉県いすみ市出身・在住。1999年より25年以上、毎年1,000名限定で一級建築士育成コミュニティ「教育的ウラ指導」をオンライン上で運営。一級建築士試験対策アプリ「合格ロケット」の開発者。東京都や業界最大手の建築系企業などから依頼され、一級建築士の育成研修プログラムを長年プロデュース。現在は建築業界に特化した就職・転職エージェントとして、就職・転職ガチャな業界体質の改善に取り組む。
― 行程
10:20 集合@JR大原駅
10:40 企画@港の家
12:00 昼食
13:30 荘司邸見学&お話し会@大原
15:00 移動
15:30 コモンズいすみ1階→2階へ家具の移動@国吉
16:30 夕礼
17:00 解散
17:21 大原発 わかしお
または、
18:23 大原発 わかしお
― 持ちもの
・筆記用具
・myカップ
・myお箸
1月活動日 2025年1月25日(土)
― テーマ
第1回 いすみラーニングセンター文化祭
最後の文化祭から何年経ちましたか?小学校、中学校、高校、大学、ぞれぞれに文化祭がありました。歌や劇の発表会、クラスの出し物、模擬店、研究の成果発表など。思い出もそれぞれにあるだろうと思います。この1月は、ひさしぶりに文化祭をやってみましょう。
仕事も家庭もあって、あの頃みたいに時間をかけて準備するのは難しいですが、大人の学び場、いすみラーニングセンター(以下、いラセン)にも、いラセンならではの文化祭があってよいと思います。
当日は、2024年の活動日報告を軸として、訪問したゲストに登壇頂く座談会、来場頂いた方々との交流タイムも設けます。テーマは「いすみの人」。いラセン発足の動機も、何だかいすみには面白そうな人が沢山いるな~、でした。もうすぐ丸6年が経つ今も、毎月変わらず、いすみの面白い方々を訪問しています。
文化祭の醍醐味は何と言っても、普段とは違い学校の外の人と沢山接することです。そのため、外の人に1人でも多く参加して欲しいと思っています。みなさんも、頭に浮かんだ方々にどんどん声を掛けてみてください。家族での参加も大歓迎!声掛けの成果が、この文化祭の成果に繋がります!
― 今月のプランナー
いラセン編集部
月1日の活動日は、メンバーが持ち回りでプランナーとなり予定を立てています。でも、そんな1日づくりには誰も慣れていません。
そのため、いラセン運営スタッフの金瀬が中心となり、地域おこし協力隊の横山や建築士の田中をはじめ、メンバーが必要に応じて伴走役となり予定を一緒に考えています。この伴走チームを“いラセン編集部”と呼んでいます。たまには編集部がプランナーをつとめることもあります。
2025年の活動日始め、この1月は文化祭をやりましょう。この2年、プランナー制を試してみて、活動日がとても充実してきたと感じています。これを、いラセンの外の人にもぜひ知って欲しいと思いました。いつもとは違った活動日をお楽しみください!
日 時:2025年1月25日(土)
場 所:大原駅前(徒歩10秒)キタムラ写真館の隣事務所
時 間:13:00-15:30
※駐車場は、セブンイレブン横の市営無料駐車場、もしくは駅前の市営有料駐車場などがご利用いただけます。
12月活動日 2024年12月14日(土)
―テーマ
いすみの森の書庫を訪ねて
いすみに新しい施設ができます。森の書庫という、別荘地の小さな私設図書館です。個人的なものか、地域の方が使えるのかもわかっていないので、お披露目会に参加しましょう。建築家の高池葉子さんが手がけられた建築作品で、今年の有名な建築作品展であるSDレビューにも、計画案が選出されていました。
そして、いすみラーニングセンターがお役にたてそうなので、そちらに、これまで訪問したいすみの素敵な移住者の方々もお誘いして、ヒトやコトのつながりを微力ながらつくりたいと思います。
わたしは本が好きなのですが、図書館で過ごすのも好きです。地域の図書館から、建築家が計画した国内外の斬新な図書館建築、また国会図書館のような大きな図書館、またいすみには星空の小さな図書館もありますね。何十か所をこえる図書館を見てきました。
本に囲まれた空間は、なんか落ち着く…。当日も、そんな期待をもっておじゃましたいと思います。
―今月のプランナー
高橋 寿太郎さん(創造系不動産 代表・神奈川大学建築学部 教授)
建築と不動産のあいだを追究して、はや15年くらい。その延長線上に、いすみ地域で活動してきました。仕事に直接関係することはほとんどないのですが、「日本の未来はどうなるんだろう?」「空き家がたくさん増えるという課題のリアルってどんなもの?」「若いみんなの地方に寄せる興味関心ってどんなものだろう?」「第2のローカルホームってつくれるのかな?」「地方ビジネスってつくれるんだろうか?」「いまローカル先駆者たちの考えていることも知れるかな?」などの好奇心が、自分も突き動かしているのかもしれません。
―今月のゲスト
高池 葉子さん(建築家)
株式会社高池葉子建築設計事務所主宰。伊東豊雄建築設計事務所で7年間修行した後、2015年に独立。約40年前、両親がいすみ市(旧大原町)に山荘を購入し、幼い頃によく遊びに訪れていた。筍掘りは今でも欠かさず参加。2011年の東日本大震災の後、「みんなの家」の建築に携わる。その過程で、人と人の結びつきが強く残っている地域の力と、その力を発揮する建築のあり方に目覚める。現在は能登の被災地で、廃校の活用や集落の再建に奔走中。
11月活動日 2024年11月23日(土)
―テーマ
#拝啓いすみ鉄道様
いすみを横断する「いすみ鉄道」はいすみ市や大多喜町の沿線に暮らす方々にとっての重要な交通手段であり、観光資源としても注目を浴びているローカル鉄道です。いすみラーニングセンターとしても何度も企画でご一緒させていただいており、今となっては一般の観光客よりもいすみ鉄道に近い、”お友達”のような気持ちの関わりだと思っています。
2024年10月4日8時頃、輸送障害事故(列車脱線事故)が発生しました。幸い負傷者などの被害はなく、原因の究明と対策が進められているとのことですが、今のところ運転再開の見通しは発表されておらず、代行バスの案内など必要最小限の発信があるのみでSNSも更新されずに沈黙が続いています。
いすみ鉄道の”お友達”としてはとても気がかりな状況。いろいろと考えてしまいます。今回の活動日の機会に、代行バスに乗りながら列車の走っていないいすみ鉄道を訪問し、沿線地域住民でも観光客でもない、いすみラーニングセンターの私たちにとってのいすみ鉄道について思い巡らす機会になればと思います。
参加される皆さんにひとつお願いがあります。企画メンバー内で“現代版色紙“と呼んでいるいすみ鉄道さんにメッセージを届けるワークをプログラムのなかで行います。身近な持ち物に“菜の花色“の物がありましたらご持参ください。
―今月のプランナー
金谷聡史さん
いすみへの最初の訪問は2017年の春。きっかけはいすみ鉄道でした。月刊『散歩の達人』のムック版の『鉄さんぽ』にいすみ鉄道の特集があり、紹介されている沿線風景に惹かれて思い付きの日帰り旅行で訪ねました。きっかけがいすみ鉄道だったからということもあり、いすみラーニングセンターではローカル鉄道研究をテーマに活動しています。いすみ鉄道は元々、過疎化や車社会化により輸送密度が低下し国鉄時代にバス転換が適当とされた路線ですが、地元の熱心な乗車運動などにより廃線を免れ第三セクター鉄道に転換されました。その後観光鉄道として注目されるようになりましたが、いすみ鉄道は今、観光鉄道のその先に向かっているのではないかと注目しています。
10月活動日 2024年10月26日(土)
― テーマ
いすみスイーツ談義
(ち)今月はスイーツがテーマですが、そのきっかけは昨年6月の活動日でしたよね。
(ゆ)そう!活動日企画を考えるワークショップで私たちが出した案が同じで、それが甘いものでした。
(ち)それで初の試みとして二人でプランナーをお願いすることにしました。味覚の秋ですし。
(ゆ)まさひろさんは好きなスイーツ屋さんはありますか?
(ま)僕は甘いもの好きを自称するものの、そんなに外でスイーツを頼んだりはしないんですよ、だからスイーツに詳しかったりはしません。
(ゆ)えー!私はお菓子作りまでしますよ、夜な夜な。
(ち)私も!
(ま)好きイコール詳しいと思われがちですが、好きの形は人それぞれ、本人が好きと感じたらそれで十分ですよね。
(ゆ)ところで、ローカルスイーツのどんな所に関心がありますか?
(ま)外から見ると、田舎のスイーツ屋さんはマルシェ出店をメインに活動している所が多そうで、それは東京なんかとは違うイメージがあります。
(ゆ)店舗を持ってなかったり、移動販売の方もいますし。テーマやこだわりを感じるところも多い気がします。
(ち)では、お話し会ではその辺の話題から始めましょう!
プランナー:ゆりな(ゆ)&まさひろ(ま)、コーディネーター:ちゆき(ち)による10月の企画会議より
― 今月のゲスト
創作和菓子の「結農園」さん
🌾千葉県いすみ市の米農家🌾
機械も家も土地もないゼロから米農家になって10年目。
無農薬、減農薬栽米を栽培・販売しています🍚
独学で和菓子を学び、イベント出店限定の創作和菓子屋8年目🍡
https://www.instagram.com/yuinouen.isumi/
台湾スイーツの「MOMOSUKE」さん
自家製発酵調味料や台湾スパイスを使用し、大好きな台湾屋台ごはんとスイーツを作っています🍑化学調味料不使用。不定期ですがたけゆらの里(@takeyuranosato_ootaki )にパイナップルケーキを納品しています🍍
https://www.instagram.com/momosuketaiwan/
― 今月のプランナー
ゆりなさん
甘いものが好きです。思い返してみると、私が好きな甘いものは、緑茶や紅茶によく合う甘いもののような気がします。甘いものを囲ってほっと一息つく時間が好きなのかもしれません。凝ったスイーツも好きですが、普段は素材の味を生かして、干し柿や焼き芋を食べています。ちなみに私はねっとり派です。皆さんはどちら派ですか?良ければ教えてください。
田中 正洋さん
食欲の秋です。なので、食で自己紹介をしてみようと思います。まず、甘党です。今回の動機もそれです。かといって、スイーツ探しを好んでするタイプではありません。食事も甘口が好みです。変わったところでは、1日2食ということでしょうか。コロナ禍までは1日1食でした。心配されますが、体調はずっとすこぶる良好です。自説ですが、体は食事摂取量に合わせて栄養吸収率を変えているからだと思います。あと、両親が青森出身なので、魚食の馴染みは人よりあるかもしれません。こんな自己紹介でも僕の人となりは幾らか伝わったでしょうか?
―テーマ
野良仕事とティータイム
わたしは「いちじく部」の部員です。この部のゆるやかで何気ないひとときがいつも楽しくて、今月はいすみで過ごすお気に入りの時間と素敵な友人を皆さんにご紹介したいと思います。
いちじく部の魅力は、何と言ってもたわいもないおしゃべり。最近の面白い出来事や猫の話、いちじくの育て方やおすすめの本まで話題は尽きず、いつも笑いが絶えません。そして、なぜかメンバー全員が猫飼いさんという不思議な共通点もあります。さらに、植物や果樹の苗や挿し木できる枝をお裾分けしてもらえる文化も新鮮です。「いつか、わたしも誰かにお裾分けができる暮らしがしたいなぁ」と自然に思うようになったのは、「いちじく部」のおかげです。
そして、部長であるシミキョウさんの描くイラストメモがまた最高なんです。その日の話や活動の記録が断片的に絵で残され、それを見ながらもうひと笑い。部長は給食用の有機野菜を育てたり、果樹農家デビューをしたり、実生活から地域の情報を発信したりと、自分の興味を幅広く取り組んでいる姿は憧れの存在です…!肩の力が自然に抜けて、笑いがこぼれる、素敵なお友達です。今回は、そんなシミキョウさんのお宅でいちじく部のエッセンスを体験させてもらいます。
― 今月のゲスト
シミキョウ(清水京子)さん
いすみ市生まれ。専門学校入学を機にいすみ市を離れる。美術館の監視や観光物産品のデザイン、求人誌のDTPやらを経て2006年にフリーのイラストレーターとなる。
2014年にUターン。イラストレーターのほか「ちまちファーム」で給食用有機野菜の栽培。田んぼをやめたことで、ぶどう・いちじくの栽培、枝物・草花栽培、水稲農家組合長、揚水組合会計、水番。食生活改善推進員。ほどほどに地域活動中。
― 今月のプランナー
金瀬 ちゆき いラセン ツアーコンダクター
20代後半に、北欧の「フォルケホイスコーレ(民衆の高等学校)」で過ごしました。この教育機関は主に高校卒業後、または大学の途中で進路を考えたい人や、一度社会に出て自分のやりたいことがわからなくなった人が、立ち止まって人生を見つめ直すための場にもなっていました。私が通ったのは、パーマカルチャーや料理、演劇、音楽、陶芸、木工といった科目を学べるデンマークの田舎の学校です。サスティナビリティにも力を入れていて、地元の農家から仕入れた有機野菜や肉を使った美味しい食事や、風車による自給電力、のどかな牧草地に囲まれた自然豊かな環境で、3カ月半を過ごしました。
出自や世代を問わず、好きなことや気になることを通じて生活を共にする開かれた場の面白さと、自然に囲まれた暮らしの心地よさに触れた経験が、いラセンへの興味に繋がっています。
― テーマ
香草生活 〜ハーブや和の野草と親しむ夏の一日
イギリスのTVに『ナイジェルのシンプルレシピ』というスタイリッシュでカジュアルな、「これやってみたい!」と思わせる素敵な料理番組があります。私の夢はナイジェルの自宅スタジオのように、アイランドキッチンの裏庭テラスにハーブや野菜が生い茂っていて、作っている途中に摘みにいけるような家です。そんなことを思い始めた頃、東山さんのフラワーハーブ&ブルーム工房を知りました。私の理想の暮らしです。いすみラーニングセンター主催の2020年おさんぽマッチでは、ハーブティーを少し分けてもらって販売したこともありました。東山さんの工房は沼のほとりの絵本のような世界。そして妖精みたいな早智子さんがいつも笑顔で待っています。アトリエで開くマルシェのほか、大きなマルシェを取りまとめたり、本を監修されたり、実力と行動力は折り紙つき。NHKの『趣味の園芸』で氷川きよしと出演されたときは、ご活躍を嬉しく拝見しました。今日は掘り下げたお話を聞けることを楽しみにしています。
― 今月のゲスト
東山 早智子さん
Flower&Herb Broom香房
ジャパンメディカルハーブ協会認定
ハーバルセラピスト
千葉は外房。里山いすみにて花とハーブのガーデン&アトリエShop営みながらハーブやアロマ、植物全般に関するワークショップや講座など開いています。また、畑や庭で育てたハーブを加工して、ハーブティーほかオリジナル製品も企画販売しております。
― 今月のプランナー
斎藤 美冬さん
毎月いすみに行く理由があるのもうれしいし、いすみラーニングセンターを通じて出会った仲間たちに会えるのも楽しみで、参加し続けています。いつ来てもなんだかホッとするエアポケットのような時間です。何十人の人々から、その人ならではのお話を聞いて来たのに、まだお招きできていない人がたくさん!いすみって、すごいですよね。いラセンが始まった当初から、ずっとお会いしたかった東山さんと作る「夏の一日」ご参加のみなさんにとっても、きっと忘れられない思い出に残ることと思います。『香草生活』始めましょう♪(ちなみに、いまハマっているのは、ローズマリー、タイム、フルーツを水に入れるだけのハーブウォーターです。)
― テーマ
ローカル記者入門
7月は「星空の小さな図書館」の三星千絵さんをゲストにお迎えします。
以前、いすみラーニングセンターで三星さんのお話を伺った際から幾年か経て、新しく始めた活動や今の三星さんの考えてること、今後のことなどお聞きします。また、三星さんは今年、外房経済新聞(https://sotobo.keizai.biz/)の編集長に就任されました。外房経済新聞は広域外房圏のローカルニュースをメインに掲載されているニュースサイトで、地方ならではのコアな情報がとても面白いサイトです。
そこで、今回は外房経済新聞の記事の書き方を勉強してメディア発信の書き方を学びます。午前中は 、一回目にいすみラーニングセンターで伺った時から変わったことなど、三星さんのお話、外房経済新聞の記事の書き方のレクチャーを行います。午後は実際にインタビューを行い、外房経済新聞の記事を書いてみます。良かった記事は実際に外房経済新聞の記事として発信予定です。
いすみラーニングセンターとしての発信力を養いつつ、外房経済新聞の外部記者として記事を書けるように頑張りましょう!
― 今月のゲスト
三星 千絵さん
千葉県生まれ。大学卒業後、求人広告の営業を経てPR代理店へ転職。2011年2月、千葉県いすみ市に移住。株式会社スターレット代表。古民家シェアハウス「星空の家」管理人、「星空の小さな図書館」館長。外房経済新聞編集長。「今あるモノで、まだないコトを」テーマに、ローカル軸を置き、シェアからうまれる新しいコトを提案中。
― 今月のプランナー
小林 章太さん
今年の2月企画の際に「星空の小さな図書館」さんをお借りした際に、何かいすみラーニングセンターとコラボした活動日を企画できないかと相談させていただきました。その際に三星さんから外房経済新聞の話を打診いただき、面白そうということで乗っからせていただきました。
僕は普段、新聞とは割と縁の遠い生活をしているのですが、いすみラーニングセンターとしても僕自身としても発信力や記事の書き方を身につけるのは今後にも役に立つんじゃないかということで面白い企画になれば幸いです。
2月の空想とは変わった、事実をきちんと伝える能力を身につけていこうと思います。
― テーマ
覗いてみよう いすみの未来
人が何かを学ぼうとする時、その人はこれから学ぶ何かをまだ手にしていません。そのため、その学びの中身や内訳もまだ分かっていません。その学びが自分をどこに連れて行ってくれるかは、自分にも他人にも分からない。学びとは予測不能な行為です。
では、人を学びに向かわせるものとは何でしょう?それは野性的直感です。何だか楽しそうに感じたり、自分に必要そうに思えたり、先行して学んでいる人達に魅力を感じたり。根拠も保証も無いけれど、自分を明るい未来に連れて行ってくれる予感がする。学びとは、未来に向かって開かれた、未来の可能性そのものです。
いラセンはその名の通り、学びの場です。毎月、視点や方法を変え多様な学びを企画しています。そこで、今月の活動日は「未来」を梃子(てこ)にして学びを得たいと思います。この5年間、移住者を中心にいすみの方々を沢山訪問させてもらいました。移住の経緯、暮らしやビジネス等、それまでの話、つまり過去の話をお聞きしてきました。今月は視線を180°変えて、未来の話を聞いたり語り合ったりしてみたいと思います。
午前は、コロナ禍に移住し酪農を始め、それを大きく育てていこうとクラファン真っ最中の小松さん夫妻が思い描く未来のお話をお聞きします。午後は、関東学院大学の立山先生が開催する、いすみ鉄道の未来について語り合うワークショップに参加します。それらで触れられるのは、いすみの未来のほんの一部です。しかしながら、そこでの未来の手触りが皆さんの新たな学びを起動してくれるかもしれません。
― 今月のゲスト
小松 豪さん (こまつ ごう)
(株)小松設計、うたうファーム代表。今年50歳。建築設計一筋の25年、子育て、コロナ禍を経て「人の生活が風景をつくる」ことに改めて気づき、農業林業に興味を持ち、そこから一気に考えがジャンプ!2020年放牧酪農家になろうと決意。2021年家族4人で世田谷からいすみ市に移住し、設計業の傍ら高秀牧場で研修を始めアパートの庭先でジャージー牛を飼い始める。2022年から3haの耕作放棄地を牛と共に開拓し、2024年ヨーグルト専門店を開店予定。