2023年10月14日(土) 10月活動日

― テーマ
種蒔き茶会

2020年10月18日に「菜の花の種まきイベント」に参加しました。普段立ち入ることができない鉄道地内(管理区域)に立ち入ることができ、種を蒔き、開花時期に訪れるといった一連の体験により、いすみ鉄道とその沿線をより身近に感じることができるようになりました。公共交通機関である鉄道を”身近に感じるようになる”とは、単に日常的あるいは観光目的の交通手段としての利用の関係を超え、次なる関係の構築につながる可能性があり、ローカル鉄道の本質的な魅力に迫ることができるのではないかと考えています。

種蒔き茶会のテーマは「沿線空間を”内側”から体験する。」です。
菜の花の種を蒔き、掃除をしたりとちょっとだけ鉄道職員さんのお手伝いをして、沿線空間の関係者になる。菜の花の季節には”外側”の人が観に来たり写真を撮ったりする。「客が行きつけの居酒屋でカウンターの内側に立ってちょっとだけお店を見といてと頼まれた感覚。」と玉井さんが喩えてくれました。場所は国吉駅のすぐ横のキハ車両が置いてある辺りです。キハ車両もこの日は開放されます。そこで菜の花の種蒔き作業をして、お茶しながら、おしゃべりしながら、沿線空間の一日を過ごす。ただそれだけの企画ですが、沿線空間を内側から体験した時、どんなことを感じたり考えたり話したりするのか、皆んなで共有することができればと思っています。

― 今月のプランナー
金谷 聡史さん(沿線空間クリエーション)

いすみへの最初の訪問は2017年の春。きっかけはいすみ鉄道でした。月刊『散歩の達人』のムック版の『鉄さんぽ』にいすみ鉄道の特集があり、紹介されている沿線風景に惹かれて、都内からも近いこともあり思い付きの日帰り旅行で訪ねました。きっかけがいすみ鉄道だったからということもあり、いすみラーニングセンターではローカル鉄道研究というテーマで活動しています。
幼い頃から鉄道は好きですが、乗り鉄、撮り鉄というより鉄道模型で風景を作る遊びが好きでした。ジオラマで風景を作るためには、どのような人がどのような暮らしをしているのか想像してその風景が生まれる背景にあるストーリーや仕組みを考えます。それを考えることが楽しくて、今の建築設計のスタンスにつながっている気がします。