2024年1月20日(土) 1月活動日

― 今月のテーマ
わたしたちの種まき 観察編

いすみラーニングセンターでは、月に1日、みんなでいすみで過ごします。都心から通える田舎で、日常から少し離れたい人、暮らしの営みを学びたい人、未知なる出会いを求める人など、足を運ぶ理由はさまざまです。

1日の過ごし方はメンバーが交代で考えます。知りたいこと、好きなことから紡がれた一日には、メンバーのひととなりが表れます。そして、その日に参加した人たちがそれを楽しんで応援することで、その日限りのいすみの1日が完成します。

昨年初夏には「わたしたちの種まき」と題し、各自が興味のあることをもとにして、過ごしてみたい、いすみの一日のラフアイデアをつくりました。植物の種に見立てたそれらは、あれから半年が経ち、今はどうなっているでしょうか。そろそろ経過を観察してみませんか。芽を出していなくてもOK、立派に成長していなくてもOK、枯れてしまっていてもOK。これからどう育てるか、みんなで知恵を絞ればよいのです。

今回のテーマは「わたしたちの種まき 観察編」です。種のその後を観察したり、去年の活動日を振り返りながら、次のアイデアや試みについて語りあいましょう。時間があったら、去年のことを少し思い出してみてください。

 

長志十字路の空き家

去年9月、KUROSAWA KAWARA-TENの黒澤さん(2022年9月訪問先/いラセン初期の活動拠点だった出口商店の改修設計者)が港の家まで来て、空き家活用の相談をしてくれました。 「地方のくらしとビジネスの可能性を探求する」には、空き家の問題は避けて通れません。 暮らす・活動する・集まる・保管する・記憶する・再生する・保存する・思考するといったプラスの面、朽ちる・棲みつく・危険になる・放置される・支出が嵩むといったマイナスの面、どちらも含んでいます。 今月は、その空き家を見学させてもらい、感じた事・気付いた事・妄想した事などを共有したいと思います。このブレストが種蒔きとなり、将来何かの芽が出たら、またみんなで水をやり大きく育てましょう。